研削エンジン

今年もTechEdの季節が来ていたようだ。

先月Google Desktopをインストールしたら、とんでもない速さでローカルに保存した昔のファイルたちから資料を見つけられるようになり、またGoogleにログイン状態で検索するとローカルとインターネットの検索結果を両方とも表示してくれて、改めて検索エンジンの素晴らしさを噛み締めたが、MSもVISTA時代ではそのような機能を織り込むようだ。

もはやネットワーク基幹広告業社であるGoogleに対してMSは製品を売らないとビジネスにならないので、企業向けである事を制約条件に検索機能を作り込まないといけない。リリースまであと半年も無いわけだけども、イイモノに仕上げて欲しい。

ところで検索。Googleはゴミばかり引っ掛かる。情報の無いBlog、転載記事、アフィリエイトサイト!世の中にはアマゾンのコメント転載アフィリエイトblogサイトが数多ある事がよ~く分かった。巷ではgoogleを使いこなす為の時代が来たとか、テクニックでどうにでもなる、という声も聞こえるが、そもそも素晴らしい検索サイトとは、テクニックに依存せず、必要な情報を含んだサイトの優位性を上げられる検索エンジンを持つもの。現在の googleエンジンは自ら作り出したロングテール時代に後れをとってしまった。末端まで情報を拾えば拾うほど些細な情報や要らない情報を含むにも関わらず、その優位性を判断できない状態だ。

周りの人が資料をどう作るのかは知らないが、自分は仕事で資料を作成する場合、履歴を残す。何年何月何日に作った資料、同日に複数リバイズする場合は何時何分に作った資料として別途ファイルを保存する。こうする事で修正前の状態の方が良かったりした場合とか、以前に削除した内容を持ってきたりとか、いざと言う時に便利。Google Desktopを使ってビックリしたのは修正版の履歴ファイルがこれでもかと出てくる。そりゃ残しているのは自分だが、まとめて表現して欲しい。既にURLでは配下の類似サイトをまとめて表現する体裁を取っているのに、なんでローカルではそれを反映しないんだろうか。ただ検索が早いだけでは足りない。インターネット同様に全ての情報から検索結果を表示します、でも足りない。

現状のまま企業内でローカル、イントラ、インターネット統合検索を実現したら本当に使えない検索環境になる。MSなら権限管理なんか出来て当たり前。これからは研削エンジンだな。

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