四角いドライバー試打

ドライバーは楽しいクラブだ。

最も遠くに飛ばせるクラブだからロングドライブでコースを攻める快感は何事にも替え難い。ただし最も怪我をし易いクラブでもある。左右に曲がった時のリスクはスコアに直結し、精神的にも悪影響を及ぼす。

まさに諸刃の剣なので使わないのも選択肢の1つなのだが、きっぱりと使わない人は余り見ない。昨年の全英オープンでタイガーが4日間でドライバーを1回しか使わない事がニュースになるくらい。ドライバーはゴルフの醍醐味の1つと言える事かもしれない。

そのせいか本来最も重要なパターよりも、基本的にコースマネジメントを組み立てるアイアン一式よりも、遠くに真っ直ぐ飛ばしたい欲望の強くでるドライバーは単品でそれらより値が張り、また買い換える意識の働き易いクラブだ。

クラブメーカーも消費者の購買意欲を掻き立てるべく、あの手この手で技術革新を中心に責めてくる。木製からメタル製に、シャフトの特異な弾力、ヘッドの巨大化、ネジを取り外して重さやバランスを変えられる機能など、昔のIT業界の如くどこかが一歩変な技術に取り組むとガラリとトレンドを変えてしまうくらいの変化がある。

そして今、新しい流れとしてきているのがクラブヘッドが四角いドライバーだ。代表的な2社とクラブはこれ。

Callaway Golf FT-i

http://www.callawaygolf.jp/product/club/ft-i/ft-i.html

NIKE Golf SasQuatch SUMO2

http://nike.jp/nikegolf/sumo/

で、こいつらを試打してきました。帰りがけに有楽町ビックカメラ。昨年から気になっていたものの体調が悪く実物すら見られなかったけど、ついに対面して手に取ってきた。

両クラブ共にクラブヘッドが四角なのは同じ。FT-iの方はまるでハンマー。SUMO2は思ってたより普通のサスクワッチに近い印象を受ける。四角いけどね。

まずSUMO2から試打。シャフトはTour AD,S。初代サスクワッチを使い続けているせいか、非常に大きく見えるクラブヘッドだが全く違和感無く構えられる。空き缶を蹴っ飛ばしたような打球音も気にならず、フィニッシュまで素直に振り切れる感覚。まるでアイアンだ。

3球打って3球ともほぼ真っ直ぐの弾道。スイングスピードと飛距離は概ね44m/sで265yd。本当に曲がらない!しかも3球目は理想値98%(理想とは44m/sでの適切な回転数と直進性で計算通りの飛距離である事)とかでる。これは合っているんじゃないの!?

次にFT-i。シャフトは標準のものでSR。SUMO2の後のせいかクラブヘッドがとても小さく感じる。打球音は殆ど無し。1球目は怒フック、2 球目、3球目は軽いフック。でも飛距離はSUMO2と同じ。説明員(でも名札にはプロと書いてある)曰く、現在販売しているFT-iはDraw仕様だから真っ直ぐに振るとフックするよね、との事。ニュートラル仕様の販売は未定だそうなので、そちらの試打は出来ず。

自分にとってはSUMO2の方がしっくりきたし、打球もストレート、適度な弾道で打てた。説明員の人はシャフトが違うから一概には言えないがSUMO2の方が合ってそうだね、との事。うーん欲しいな…。

ちなみに有楽町ビックカメラではSUMO2の方が売れているそうです。でも両クラブとも日本仕様のせいか高い!今度JypersでUS仕様の価格を見てこよう。

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