マスターズで魅せたタイガーのイメージマネジメント

3日目にしてついに始まったタイガーチャージ。トップのイメルマンとは6打差で最終日を迎えることになった。今期はUSPGAで4戦3勝と好調で勿論期待大。だが過去メジャーでは13勝を挙げているタイガーウッズだが、最終日に逆転しての優勝は未だに一度もない。自身のジンクスとの勝負に果たして打ち克つ事が出来るのかも見所だ。

今回気になったのはタイガーのイメージ力。

2日目の17番ホール、タイガーは2打目をベタピンに寄せてバーディとする。その勢いに乗って18番ティーショットではドライバー抜くが打球は大きく右に逸れて林の中。隣のホールにボールを出すという勇気ある決断から3打目をピン側に寄せてパーを獲る。

3日目の17番ホールは2打目をカップをすり抜けたかのようなベタピンに寄せてバーディとする。そして前日同様に18番ティーショットではドライバー抜くが打球は大きく右に逸れて林の中。今度は果敢に木の間をすり抜けて2オンに成功、2パットでパートした。このトラブルショットでは、木の間に1メートル20センチのスペースを見つけたので高さのコントロールと方向性のコントロールに注意して7番アイアンでトライしたらしい。うまくいけばパーになるし、失敗すればダブルボギーになる可能性もある中パーで切り抜けようと考えたという。

同じ場面では同じショットを再現して(2度目はさらによいショットとしているが)、同じトラブルでもノーチャンスであれば回避するし、解決策を見出せるときは果敢にチャレンジして成功する。アクセンチュアのコピーではないが、まさにタイガーがタイガーたる所以を垣間見る瞬間だった。

ちなみに、USLPGAに参戦中の宮里藍上田桃子もマスターズを観戦していたらしい。次回の試合ではタイガーばりの判断力、期待ましょう!

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